ルービックキューブって難しいですよね。
最近プレゼントしてもらったのですが、自分で完成させる自身がないのでなかなか崩せません。
攻略法もあるのですが、チンプンカンプンです。
おそらくずっとこのまま元の状態になっているでしょう(笑)
えのっちです。
さて、SDGsの盛り上がりで、注目されているフェアトレード。
ここ近年でフェアトレード市場は大幅な伸びをみせて2020年から2021年までで、約120%の成長をしたそうです。
これからも成長して浸透してくれることを期待して、今回はフェアトレードのススメとしてフェアトレードに参加するとどのような好影響があるのか紹介したいと思います。
なお、好影響といっても消費者に対してではなく主に現地の労働者に対しての好影響になります。
フェアトレードの性質上、消費者ばかりを第一に考えてはいないのでそれは仕方ないことだと思いますが、ご了承下さい。
フェアトレードとは
フェアトレードのススメを書く前にまず、フェアトレードとはなんなのかを説明したいと思います。
フェアトレードとは、直訳すると「公正な取引」になりますが、意味としては途上国で不当に安い賃金で働かされている人たちに対して、正当な賃金を支払おうという貿易の仕組みのことです。
日本で売られているチョコレートやコーヒー、服などは途上国の人が安い賃金で働いて作っていることがあり、その分人件費を抑えて低価格で売られています。
そのため私たちには低価格で財布に優しい買い物になりますが、途上国の人は貧しい生活から抜け出せない状況が続いていたりします。
そんな状況を鑑みて、途上国の人に適正な価格で取引して賃金を支払うようにした取り組みがフェアトレードの始まりでした。
なのでフェアトレードは労働者に正当な賃金を支払うことで、労働者の生活改善と自立を目指すことになります。
貧困問題だけでなく、環境問題もフェアトレードの解決すべき課題になります。
例えば、生産者の農家が災害により農作物の収穫が激減してしまった場合などは生活が厳しくなり、それこそ死活問題になります。
なので持続可能な観点からもフェアトレードは環境問題にも取り組んでいます。
フェアトレードには認証制度があり、フェアトレードを行っている証明としてフェアトレード認証ラベルがついた商品もあります。
フェアトレードのススメ
では本題のフェアトレードに参加すると起こる好影響について書いていきます。
1.労働者の収入が安定する。
フェアトレードは労働者に対して支払うべき賃金の最低価格が決められています。なので、生産量が少なくてもある程度の収入が見込めます。
そのため、労働者の収入が安定してその後の計画が立てやすくなるメリットがあります。
2.開発・発展することができる。
フェアトレードの特徴として、収入とは別にプレミアムという割増金が生産者の労働組合に支払われます。
このプレミアムというのは、主に社会資源を充実させるために使われ、例えば、学校を建てたり、道を舗装したり、バスを購入したり、清潔な水を確保したり、電気を確保することなどに使われています。
プレミアムの使い道は労働組合が話し合って決められ、その地域の開発・発展に役立っています。
3.労働環境が改善される。
途上国の労働者は劣悪な環境で働かされていることもあります。
農家の場合、強力な農薬や肥料を使うのに、防護服などの必要な物資がない状態で作業することもあったりします。
ですが、フェアトレードに参加している場合はフェアトレード認証団体が労働者への健康と安全に対する基準が改善されているかを確認しているため、安全な労働環境が確保されています。
4.子どもが学校に通える。
途上国で親の収入が低いと、子どもも働いて家計を助けます。
そのため子どもが学校に通えない場合が多くあります。
なのでフェアトレードでは児童労働を禁止しています。労働者にちゃんとした賃金を支払っているので、余裕があり子どもも学校に通うことができるんです。
5.女性の労働を支援している。
途上国では女性の権限や立場が弱いことも多くあります。
仕事をするにしても、外に出て仕事をすることははばかられたり、男性と同じ労働をしても賃金が男性の3分の2程度の場合もあったりするなど、立場が弱いです。
フェアトレードでは女性の労働を公正に評価し、男性と同じ報酬や権限を与えています。
労働組合においても女性の発言権があるなどして配慮されています。
6.農薬をなるべく使わない。
フェアトレードでは環境に配慮していると前述しました。そのため生産物にもオーガニックであったり、農薬をなるべく使わない生産方法を行っています。
労働者の健康や土壌汚染の予防にも配慮しています。
7.中間業者を挟まない。
途上国の農家が生産した作物を売るまでの間に、たくさんの中間業者が関わっていることがあります。
中間業者がいることで農家に入ってくる収入が少なかったり、なかには農作物を不当に安く買い付ける中間業者もいるなどして貧しい農家の生活が厳しいままだったりします。
フェアトレードでは必要以上に中間業者を挟まないようにして、農家の収入を減らさないようにしています。
例えば、農作物を加工場に運ぶのに中間業者を挟まずに直接加工場に運ぶようにするなど、トレーサビリティ(原材料の調達から生産、消費、廃棄まで追跡可能な状態にすること)も管理しています。
8.遺伝子組み替え作物を作らない。
害虫や除草剤に強く栽培するまでの工程が少ないことで有効視されている遺伝子組み換え作物ですが、人体や環境への懸念もあります。
それだけではなく、遺伝子組み換え作物を始めるには高い種子や肥料を買わなければならず、そのために借金をする場合もあります。
年々品種改良される種子を買うのに資金を使って、借金が返せず生活が厳しい農家もあり、遺伝子組み替え作物を提供している企業の搾取が問題になっています。
フェアトレードでは遺伝子組み換え作物を推奨せず、農家への搾取や健康、環境へのリスクを防いでいます。
9.品質が良い。
フェアトレード品は高品質だと言われています。
労働者が手間暇をかけて手作業で生産しているので、良いものができるのだそうです。
僕もフェアトレードのチョコレートを買ったことがあり、会社へ差し入れしたところ、高級なチョコレートにも劣らないという感想をもらいました。
僕自身もチョコレート以外にも購入したことがあるものはどれも品質が良いと感じています。
まとめ
以上が、フェアトレードに参加すると起こる好影響でした。
これまでのことをまとめます。
主な好影響は、
1.労働者の収入が安定する。
2.開発・発展することができる。
3.労働環境が改善される。
4.子どもが学校に通える。
5.女性の労働を支援している。
6.農薬をなるべく使わない。
7.中間業者を挟まない。
8.遺伝子組み換え作物を使わない。
9.品質が良い
でした。
おわりに
今回フェアトレードの好影響を調べていくにあたって、いろいろな良いことがフェアトレードにはあるんだなと僕自身思いました。
消費者だけでなく、現地の労働者や環境にも配慮するという観点での消費はなかなか珍しく新しいと感じます。
しかもこれをボランティアなどではなくビジネスで行うというところがフェアトレードの面白いところだと思います。
これからフェアトレード市場がどう発展していくのか、僕自身楽しみながら注目していきたいです。
最後まで読んで下さった方、どうもありがとうございました。
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