アニメ化された漫画である【阿波連さんははかれない】
思考がぶっ飛び系として面白いこの漫画。
今回はそんな【阿波連さんははかれない】の感想・レビューを記事にしました。
【阿波連さんははかれない】の感想
距離感のない阿波連さん
この作品のヒロインである阿波連れいなさんは人との距離が測れません。
ときに近すぎたり、遠すぎたりします。
隣の席のライドウくんにも、話すときは頭がくっつくくらい近づいて話します。
しかしそれでも聞き取れない。
声は遠い阿波連さん。
そんな阿波連さんに「近すぎじゃね」とツッコむライドウくん。
このやりとりが結構、面白くてツボでした!
「~じゃね」というツッコミは、たくさん出てくるんですが、そのどれもがクスクス笑える楽しいラブコメ作品になっています!
ライドウくんもはかれない
この作品のツッコみ役である、ライドウくんもかなりの天然なんですよ。
特に思い込みや勘違いが激しくて、阿波連さんの言動にときおり極端な解釈をするんです。
思ったことを話して確認すればいいものを、それをしないから最後まで勘違いは続きます。
しかも大体悪い方に解釈して、想像だけが一人歩きしていきます。
そして、その想像の果てまでいききった姿を描いているのが面白いです!
「その解釈は違うだろ~」と心から言いたくなります。
しかも何故だか勘違いして思い込んだ事柄にやけに詳しいんです。
キャッサバとか、闘犬とか、やたら詳しくて結構勉強になります。
学校の成績はそこまでよくないライドウくんですが、別の意味で頭が良いキャラだなと思います。
毎回いつも勘違いだと気づいたときに、「うん、なんでもない」とか「そうだよね」とライドウくんは腑に落ちたり、さらっと流したりするのもお決まり。
そんなところも含めてライドウくんの勘違いはクスクスと笑える一幕ですね。
ライドウくんも(人の心が)はかれないんです。
阿波連さんの犬が賢すぎる
阿波連さんは犬を飼っていて、その犬が賢いんです。
いや、賢すぎます!
お弁当を忘れたら、デリバリーのごとくお弁当を届けてくれる。
阿波連さんが疲れたら、犬が背中に乗せて自宅に連れて帰る。
自分で蛇口をひねり水を飲む。
とにかく賢いです!
賢くて便利です!
阿波連さんは犬を散歩しているんじゃなくて、犬に散歩させられている感じです。
そんな姿にクスクスでした!
桃原先生も面白い!
桃原(とうばる)先生も面白くてナイスキャラです。
桃原先生は古文の先生で、体が弱く、よく体調を崩してしまいます。
その原因が阿波連さんとライドウくんの仲の良さにあるという、意味不明なモノ。
仲良さそうな二人をみていると、恋愛系の古典作品を彷彿とさせて勝手に盛り上がり、体調が悪くなるという設定です。
そのときの「ごめんなさい、あはれ(趣があるという意味)が急に来たので」という言い訳がツボでした!
阿波連さんとライドウくんの様子に反応し、全て「あはれ」にかこつけるあたりキャラが立っていましたね。
桃原先生の血中あはれ濃度が上がっていく様が面白かったです!
他のキャラも考えが極端で草
ライドウくんだけじゃなく、他のキャラも思考がぶっ飛んでたりして面白いです!
作中、話をしようにも極端すぎてちゃんと話が出来ないことが、しばしばあったりします。
ライドウくんが悩みを話そうとしても、大げさに考えすぎて「見損なったよライドウくん」と言われて逃げられたり、
なぜかイタリアンマフィアのように大事なモノを奪われるんじゃないかと思って逃げ出したり、
「なぜそう考えるだ~」「早とちりしすぎだ~」と思ってしまいます。
どれも斜め上の普通じゃない考えが、良い意外性を生んでてとても面白いです!
ラブ要素は少なめ
この作品はラブコメですが、ラブ要素はそこまで強くないです。
最初読んだときは、普通にコメディなのかなと思うくらいです。
でも阿波連さんとライドウくんが、お互いを想い合っている様子はわかります。
決して甘さがないわけではないんですね。
それでもボケが多いので、コメディ寄りのラブコメ作品といえるのではないでしょうか。
凝り固まった話ではないので、気楽に笑える作品を読みたいなら良い作品だと思いました。
おわりに
以上が【阿波連さんははかれない】の感想・レビューでした。
1巻にして大体30分くらいで読み終わり、ほぼ1話完結なので読みやすい漫画です。
気になった方はぜひ読んでみてください!
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