2020年に連載が終了した人気漫画【五等分の花嫁】
いまだにあらゆる企画とコラボしている熱の冷めない作品です。
今回はそんな漫画【五等分の花嫁】を読んだ感想・レビューを書いてみました。
この記事を読めば、【五等分の花嫁】がどんな作品か、読んでいるときにどんな気分や感情になるのかがわかると思います。
【五等分の花嫁】のレビュー
【五等分の花嫁】のあらすじ
※作品を知っている方は読み飛ばしていいですよ。
家庭の借金で貧乏な生活を送る高校二年生の【上杉風太郎】。
そんな風太郎に高収入のアルバイトの話が舞い込む。
そのアルバイトはなんと同級生の5つ子姉妹の家庭教師。
借金返済のため頑張ろうとする風太郎だが、その5つ子は勉強が大の苦手で落第寸前。
おまけに風太郎との相性も最悪。
そんな彼女たちを無事卒業まで導くことが風太郎の仕事だ。
そして将来の花嫁がその5つ子の中の誰かであり、、、
無事風太郎は5つ子を卒業まで導けるのか?
そして将来の花嫁とは誰なのか?
以上があらすじです。
この作品は5つ子姉妹と風太郎が生徒と教師という関係で、繰り広げられるラブコメディです。
風太郎が5つ子と向き合う中での恋愛模様が描かれます。
5つ子が無事に卒業できるのか、また風太郎は誰と結婚するのか、その紆余曲折が毎巻読むごとに気になる作品ですね。
【五等分の花嫁】の感想
この作品は5つ子の風太郎に対する反応や心情の揺れにドキドキします。
5つ子が風太郎に思わせぶりな態度をとったり、風太郎の言動に不意に涙をみせたり、強がりな笑顔を見せたり、5つ子の微妙な心の変化が楽しめ、物語に入り込んでしまいます。
積極的にアプローチするキャラにはドキドキしますし、裏で出し抜こうとするキャラにはハラハラします。
自分の気持ちを抑えてサポートに回るキャラには「もっと自分の気持ちに正直になっていいんだぞ!」と心で叫びたくなってしまいますし、尻込みしてしまうキャラにはエールを送りたくなります。
また、5つ子のすれ違いやその後の絆を描いている人間模様にもときにジーンとさせます。
二乃の三玖に対して「あんたも可愛いに決まってんじゃん!」というセリフはスカッとする気分になりました。
結構伏線も多いので、それが回収されたときにより深く5つ子の心情を感じることができる作品です。
作風としては、嫌みなところのない素直でハッピーな作品ですね。
深みのある伏線
この作品は伏線の回収も見事で、読み応えがあります。
特に重要な伏線である、風太郎が小学生の時に京都で出会った子は5つ子の誰なのか?という伏線。
この伏線が回収されたときの深みは大きかったです。
『零奈』と名乗ったのは5つ子の誰なのか?
伏線が回収された後の真相を知ったら、「そうだったのか」と少し見方が変わってきたのを覚えています。
それくらい深みのある伏線でした。
ヒロインの魅力
この作品の魅力はなんといってもヒロインの5つ子達でしょう。
姉妹一人一人個性的で、同じところがなく、そこが読者の推しを分けるポイントになっています。
一人ずつみていきましょう。
一花
5姉妹の長女。
お姉さんキャラ。
風太郎や他の姉妹から相談をされたりします。
5人の中で女優の仕事をしていて、金銭面で面倒をみることもある。
女優の仕事を選んだのも姉妹の長女として格好いいところをみせたいという表れなのかもしれません。
ズボラで部屋が汚い。
寝るときは裸になる。
二乃
5姉妹の次女。
ツンデレキャラ。
二乃は作中人間的に大きな成長をしたキャラだと思います。
一番姉妹想いでそれが元で衝突することもありますが、それは他の姉妹が変わりゆく中で二乃だけは不変であり続けたかったというある種のこだわりがあったからでした。
のちに変化を受け入れた二乃はそれからもっと姉妹や風太郎のことが好きになっていきます。
料理が上手で女子力が高い。
イケメンや悪そうな人がタイプ。
三玖
5姉妹の三女。
クールなキャラ。
5人の中で一番最初に風太郎を好きだと宣言した彼女のシーンは今でも印象的です。
他の姉妹に遠慮しがちでしたがそのセリフで吹っ切れた感があり、それからの展開を楽しみにしてくれます。
作中で一番人間的に成長したのは三玖かもしれません。
引っ込み思案で後ろ向きだった性格が少しずつ前向きになっていく様子に「よかったね三玖」と言いたくなってしまいます。
5つ子の中で一番成績が良い。
戦国武将が好き。
体力がない。
四葉
5姉妹の四女。
お人好しキャラ。
彼女の人懐っこさや頼まれたら断れない性格、そしてちょっと天然なのがナイスなキャラです。
天真爛漫な言動が物語を明るくしてくれます。
風太郎にも最初から前向きに接するのも好印象です。
5つ子の中で一番成績が悪い。
スポーツが得意で体力自慢。
個人的に僕の推し。
五月
5姉妹の五女。
真面目キャラ。
他の姉妹と違って自分から勉強します。
しかし、風太郎の手は借りない。
5つ子の母親がいない中で母親の代わりを務めようとしています。
母親の死を一番悲しんでおり、母親の代わりをしたいからより真面目な性格になったのかもしれません。
責任感の強いキャラです。
食欲旺盛でよく食べる。
分け隔てないヒロイン達だからこそ魅力的!
この作品はヒロイン達が分け隔てなく平等に描かれていることが、魅力を引き立てているのだと思います。
『可愛さ500%』というだけあって、どのヒロインも引けを取らない個性や可愛さがあります。
まさに五人全員正ヒロインな作品。
後発の【女神のカフェテラス】が人気なのもこのパターンがハマったからかもしれません。
よく5人組だと戦隊モノが思い浮かびますが、そのなかで「5人の内誰が好き?」という話はよくしたと思います。
これをラブコメでやってみようという意図があったかはわかりませんが、結果的に「誰推し?」みたいな話はしますよね。
この作品は5人のヒロインを手を抜かず描ききったことで、魅力的な作品になったんだと思います。
おわりに
以上が【五等分の花嫁】のレビューでした。
風太郎を取り巻く5つ子の喜怒哀楽、そして成長、恋の行方など気になりながら読んでいくことができます。
ドキドキした恋模様を楽しみたい人には是非おすすめです!
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ではまた!
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