アニメ化された人気シリーズ【冴えない彼女の育てかた】通称【冴えカノ】
この作品のスピンオフである【恋するメトロノーム】はどんな作品なのか。
気になる方へ今回は、漫画【冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム】を読んだレビューを自分なりに記事にしました。
2018年に連載終了した今でもアニメ化希望の声が沸くこの人気作品。
この記事を読めば、【恋するメトロノーム】がどんな作品か読んでいてどんな気分、感情になるのかがわかると思います。
【冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム】のあらすじ
※作品を知っている人は読み飛ばしていいですよ。
人気ラノベ作家【霞ヶ丘詩羽】の担当編集になった【安芸倫也】。
彼女の新連載【純情ヘクトパスカル】執筆に向けて、日々奮闘する。
しかし、ことあるごとに詩羽の欲求（主に性的な）に振り回される。
なんとか作品は完成し、売上も好調。
そんな中【純ヘク】にアニメ化の企画が持ち上がり、倫也は歓喜。
だが、詩羽はアニメ化にはあまり乗り気でないよう。
さらに倫也自身の失態で、担当編集を降ろされる危機になる。
さらにさらに詩羽の作風も以前の霞詩子節がなくなってしまい、、、
【純ヘク】の執筆やアニメ化は無事終わるのだろうか？
以上があらすじです。
この作品は本編ルート【冴えカノ】のIFルートとして、安芸倫也が詩羽の担当編集になることで話が進んでいきます。
ラノベやアニメを紆余曲折しながら、制作していくというストーリーになります。
【冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム】のレビュー
【恋するメトロノーム】の感想
この作品を読んでいて感じることは、前半は下ネタでクスクス、後半は割と真面目だなというところ。
前半部分は詩羽や町田さんの下ネタでクスっと笑える箇所があり、本編ルートである【冴えカノ】の路線を踏襲しています。
後半部分はアニメ化の話がメインになり、結構真面目に展開しています。（それでも下ネタ・おいろけはちょくちょくありますが笑）
個人的にも詩羽先輩の下ネタは【冴えカノ】の時から最高だったので、そこは面白いです。
キャラとしてはやはり詩羽先輩が魅力的で彼女が倫也にせまる時や、その時の倫也の焦りながらのツッコミという掛け合いは【冴えカノ】らしさとして定番的でクスクスします。
本編【冴えカノ】と少し違うところは、詩羽が恋に揺さぶられたり町田さんからそそのかされたりして、なんかメインヒロインらしくなった感じがします。
さらに、倫也の前では強く憧れの女性でありたい詩羽がこの作品では倫也の前で涙を見せるなど、意外な描写もありました。
詩羽の担当編集として倫也が彼女に実力的に近づいて、心から信頼できる存在になったということかもしれませんね。
ラノベやアニメの制作現場が垣間見える
この漫画はラノベ制作やアニメ制作について取り上げているので、ラノベやアニメの制作現場のことが少しわかります。
ラノベの読者の反応による編集者の判断、アニメ制作の大まかな課程（脚本の仕上がり時期やイラストレーターの仕事期間など）、アニメの反応による原作や作者への影響などなど、実際に業界で働いている人の機微がほんの少しわかってきます。
しかし、作中で語られる業界エピソードは嘘か本当かはっきりわかりません。
作品自体フィクションなのでしょうがないですからね。
印象的なセリフ
作中での印象的なセリフがありまして、倫也が高校のテストで赤点を取って卒業が危ぶまれる自体になり、仕事も出られないかもしれなくなる。
そんなときに倫也が「卒業は遅れてもいい、実績を残せば編集者になれるだろう」みたいなことを言ったときに
「嫌なことや辛いことや難しいことから簡単に逃げる人間を心の底から頼りにする作家がいるとでも思うのかしら？」
冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム 第8巻
と言った詩羽のセリフが印象的でした。
詩羽も倫也と一緒に仕事をしたいと思っているはずですが、そんな倫也相手でも編集者に対しては譲れない部分がある作家ならではの意見だと思いました。
それが詩羽の倫也に対する信頼の裏返しなのかもしれないですね。
おわりに
以上が【冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム】のレビューでした。
本編【冴えカノ】の良さを踏襲しつつ、倫也が詩羽の仕事仲間として肩を並べていき、心から信頼を得ていくさまが描かれていたと思います。
興味があれば是非、【冴えカノ】好きであれば是非是非読んでみてください！
【冴えカノ】を読んだことのない方は【冴えカノ】の感想・レビュー記事がありますので、コチラもどうぞ！
コチラは全６巻で完結する漫画【君じゃなきゃダメな奴隷少女】の感想・レビュー記事です。
他にもラブコメ漫画のレビューを書いていますのでそちらも良ければよろしくお願いします！
ではまた！
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